- 在宅勤務に興味がある
- 在宅勤務のデメリットが知りたい
自宅で会社の業務を行う在宅勤務。
メリットが多いイメージの在宅勤務ですが、本当にメリットばかりなのでしょうか?
筆者はここ2年間の9割近くの勤務日を在宅勤務で過ごしましたが、正直ここはデメリットだと感じる点もありました。

在宅勤務をやってみて初めて分かったデメリットもありました!
今回は、実際に2年間にわたり在宅勤務をやってみた筆者が思う、在宅勤務のデメリット6つを紹介します。
在宅勤務をやってみてわかったデメリット6つ


在宅勤務を2年間やってみて感じたデメリットは以下のとおり。
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1.仕事の環境を自分で用意する必要がある
2.電気代が高くなる
3.通信トラブルがあると仕事にならない
4.コミュニケーション面で不便
5.夫婦どちらかのみが在宅勤務の場合、家事・育児負担が偏る
6.家族が家に居ると仕事がやりにくい
順番に紹介していきます。
1.仕事の環境を自分で用意する必要がある
在宅勤務をするにあたり、少なくとも次の3つを準備する必要があります。
パソコン


会社から貸与されない場合、購入の必要があります。
- CPU: インテル Core i7-9750H
- メモリ: 16GB
- ストレージ:512GB SSD



正直持てあましてます。メモリ8GBでも良かったかも。
場所に余裕があれば、サブモニターを導入すると仕事がはかどりますよ。
筆者が購入したのは23.8型の10,000円程度のディスプレイですが、大分作業がしやすくなりました。
ネット環境
在宅勤務の必須アイテム、ネット環境。
こればっかりは自分で手配して環境を準備する必要があります。
- マンション 4,500円前後/月
- 戸建 5,500円前後/月
もともとネット回線を引いてあれば良いですが、そうでないとなかなかの出費です。
机&椅子
ダイニングテーブルなど元々あるテーブルでも良いですが、オフィスのように環境を整えると仕事がやりやすいですよね。
- 広い作業スペースのある机
- 脇机
- 高さ調整できてクッションが効いた椅子
価格.comのサイトでは机+脇机+椅子の3点セットの相場は30,000円〜でした。
会社では当たり前のように用意されていますが、自分で揃えようと思うとお金も場所も必要です。



仕事環境を自分好みにカスタマイズできるけど、快適な環境にはお金と場所が必要。
2.電気代が高くなる
日中ずっと家にいることになるので、電気の使用量が増えます。
- 照明
- パソコン
- エアコン
季節にもよりますが、冷房や暖房が必要な時期だと2,000〜3,000円は高くなりました。
出社していると思う存分エアコン使い放題ですが、自宅だと電気代を気にしてして我慢することも……。
オール電化の家庭で、日中の電気代が高くなる代わりに夜間の電気代が安くなるプランを使用していると、さらに電気代がかさむことが想定されます。



最近は電気代も値上がりしているので地味に大変です……。
在宅勤務手当が出る会社もありますが、手当が出ないと家計の負担は増えますよね。
3.通信トラブルがあると仕事にならない
在宅勤務ではセキュリティなどの都合上、ネット環境を通してリモートアクセスで会社用の端末を操作することが多いです。



つまり、ネット環境が機能していないと仕事にならないということ。
自宅のネットワークが悪い時もあれば、会社側のネットワークの問題で接続できないときもあります。
出社していれば周りに助けを求めることもできますが、在宅勤務だとこういったトラブルも自分で解決しないといけないのは大変です。



すぐ復旧できれば良いですが、数10分〜長ければ1時間ほど復旧できないと焦ります……。
4.コミニケーション面で不便
在宅勤務だとオンラインでのやり取りにより、コミュニケーションの面で不便に感じることがあります。
例えば、以下のとおり。
直接会話するより意思疎通が難しい
後輩に指導するときなど、対面で直接会話した方がスムーズに話が進むと感じることは多々あります。
意思疎通の難易度(右に行くほど難しい)
対面 < カメラON+画面共有 < カメラOFF+画面共有 < 音声のみ < テキスト
カメラONで画面共有機能を使えば雰囲気や情報はだいぶ伝わりますが、人数が多くなればなるほど対面の方がコミュニケーションが取りやすいと感じます。
オンライン飲み会やったころある方なら分かると思いますが、大人数でオンラインの会話ってやりにくいですよね。



なんだかんだ言って、対面に勝るコミュニケーションはありません。
雑談の機会が減って寂しい
出社していたときに比べ、在宅勤務になってからは雑談が減りました。
出社していると、廊下ですれ違ったときや昼食を一緒にたべるなど気軽に雑談できるタイミングがありますが、在宅勤務しているとそう言った機会が少なくて寂しいです。
自宅だと静かで集中はしやすいですが、会社の賑やかな雰囲気が恋しくなることはあります。



チャットしたり、オンラインランチに誘ったりもしますが、直接喋りたいなと思うことはありますね。
仕事相手の状況が分かりにくい
出社していると、忙しそうだなとか同僚の様子がよく分かりますよね。
一方在宅勤務だと、出社時に比べて相手の状況が分かりにくいです。
Teamsなどでステータスを在籍状態を管理できますが、忙しそうなどの細かいニュアンスが分かりません。



メッセージを送ってもなかなか返ってこないと状況が分からず困ります……。
- 忙しいときでも一言だけチャットを返す
- 急なスケジュール変更も共有する
在宅勤務の場合は出社に比べ、状況が分かりにくいからこそより一層配慮が必要です。
5.夫婦どちらかのみが在宅勤務の場合、家事・育児負担が偏る
在宅勤務だと、通勤の必要がなくずっと自宅にいることになります。
夫婦どちらかのみ在宅勤務で時間の余裕が生まれると、どうしても家事や育児の負担が偏りがちです。
多少負担が多くなるのは仕方ないにしても、納得のいく負担割合を話し合う必要がありますね。



昼休みとかの休憩時間に家事やり過ぎると、疲れるので注意です……!
休憩時間は休みましょう!
6.家族が家に居ると仕事がやりづらい
夫婦どちらとも在宅勤務など、家族が日中家にいると集中できる環境を作るのが難しい場合があります。
広い戸建だと良いですが、賃貸だと部屋数が少なく個室を準備するのが難しかったりしますよね。
小さいお子さんが居る家庭だと、オンライン会議に乱入する騒ぎなんかも……。
筆者の上司は、会社では厳しめのキャラですが家ではゆるキャラだったらしく、家族に働いている姿を見られたところ怖いとのクレームが入ったそうです。



家族に働いている姿を見られるのが嫌という人は在宅勤務はつらいですね。
まとめ
在宅勤務を実際にやってみて感じたデメリット6つを紹介しました。
タップして読みたいところに飛べます
1.仕事の環境を自分で用意する必要がある
2.電気代が高くなる
3.通信トラブルがあると仕事にならない
4.コミュニケーション面で不便
5.夫婦どちらかのみが在宅勤務の場合、家事・育児負担が偏る
6.家族が家に居ると仕事がやりにくい
通勤時間が無くなるなどメリットが大きい印象の在宅勤務ですが、実際にやってみると出社の方が良いと感じる一面もありました。



今回はデメリットを挙げましたが、個人的にはメリットが上回って満足しています!
在宅勤務に興味がある方は、今回挙げたデメリットも把握した上で求人を探してみてはいかがでしょうか。
以上、参考になりますように。