2020年の秋期に、独学3週間の勉強で応用情報技術者試験に合格したので勉強法を共有します。
試験の申込を行ったものの全く勉強していない・気付けば試験まで1カ月を切っていたという人も、まだ諦めないで欲しいです。
オススメの参考書も紹介していきます。
合格当時のわたしのスペック

応用情報技術者試験は午前・午後ともに60点以上で合格ですが、70点以上は取ることができました。
参考までに、合格した当時のわたしのスペックはこんな感じです。
- システムエンジニア歴10年~
- フルタイム勤務
- 基本情報は新卒1年目で取得済み
- 応用情報は2年目の時に一回だけ受験(ノー勉で受験して不合格)
- その後は申込したり、しなかったり……
エンジニアの人なら分かってくれると思いますが、とりあえず申込だけして会場に行かなかったパターンです。
ほぼ10年越しに、重い腰をあげて試験勉強を開始したのが、試験まで1ヶ月をきった3週間前でした。

試験まで3週間しかなくても望みはあります!
応用情報技術者試験に3週間の独学で合格した勉強方法


では、応用情報技術者試験に3週間で合格したときの勉強方法を紹介していきます。
いかに無駄を減らすかに、重きを置いていました。
STEP0:参考書&問題集を準備する


まず、参考書は「キタミ式ITイラスト塾 応用情報技術者」を購入しました。
イラストが使われており、資格対策用の参考書の割には多少親近感がわきます。


また、後から不明点を確認するときの索引がこと細かく作成されており使いやすそうだったため、この参考書を購入しました。


次に、問題集です。問題集は「応用情報技術者 午後問題の重点対策」を購入しました。
午前対策は後から紹介する通り、ネットで十分対応できるので本は不要と判断し、午後試験に重点を置いた参考書を選びました。
午後対策もネットで完結させることもできますが、長文は紙の方が見やすいので、紙の問題集もあるといいと思います。
この本は、解説も丁寧なのでオススメです。


また、本書は問題の解答用紙や追加の過去問題がダウンロードできる付録付きで使い勝手がよさそうだったため、この本を購入しました。
STEP1:参考書を1周する
所要日数の目安:2日
まずは、参考書(キタミ式 ITイラスト塾 応用情報技術者)を1周します。
この時点では、まだ完全に理解できなくても大丈夫です。
「こんなこともあるのね」程度に読み進めていってください。



この時点で完全に理解しようとすると詰みます。
読み進めていくと、「多少は理解できる分野」と、「全く理解できそうにない分野」が出てくると思います。
この「全く理解できそうにない分野」は覚えておいてください。
午後の選択問題を選ぶ際の判断基準になります。
STEP2:午前対策をする
所要日数の目安:12日(+STEP3の隙間時間にも実施)
ここは1番時間をかけたいところです。午前の対策は、「応用情報技術者過去問道場」で行いました。
実際の試験と同じく、4択式の過去問をスマホで気軽に解くことが出来ます。
解説付き、しかも無料なので凄いです。


出題範囲でおすすめを選択してチェックが付いた回をひたすら繰り返し解きました。
どのくらいかと言うと、運転免許を取った時のように問題を見たらパッと答えが浮かぶレベルです。


解説を読んでも良く分からなかった問題は参考書を振り返りますが、読んでも理解できそうにない問題は潔く飛ばしました。



苦手分野に時間を費やすより、得意分野を正解できるように!
ちなみに、このサイトは会員登録無しでも利用できるのですが、会員登録したほうが、より使い勝手が良いです。


習熟度(正答率)を確認出できるので、自分の客観的な状況が一目瞭然ですし、3種類のマークで問題を分類することができます。


特定のマークを付けた問題だけ復習するモードも選べるので、理解度を上げるのに便利でしたよ。
STEP3:午後対策をする
所要日数の目安:7日
午後対策は、参考書(応用情報技術者 午後問題の重点対策)をもちいて行いました。
午後は、「情報セキュリティ」に加えて10分野のうち4つを選択して解答する方式です。
情報セキュリティ(必須)
プログラミング
システムアーキテクチャ
ネットワーク
データベース
組込みシステム開発
情報システム開発
経営戦略
システム監査
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
※太字が試験で選択した分野
残された時間はわずかなため、合格レベルに達するにはいかに取捨選択できるかにかかってくると思います。
STEP2までで、自分の苦手分野が分かった(ネットワーク・データベース)ので、その分野は切り捨てました。
あとは、週末の時間がある日にザっと問題に目を通して「絶対に解く分野(3分野)」と「保険で解く分野(3分野)」に狙いを定めます。



時間が無いので、怪しい分野は深追いしない方が◎
「絶対に解く分野」を中心に繰り返し問題を解いていきました。
個人的におすすめな分野は「プログラミング」「組込みシステム開発」「システム監査」です。
「プログラミング」 ⇒ 時間かければ解ける
「組込みシステム開発」 ⇒ 時間をかければ解ける・難易度低い時が多い
「システム監査」 ⇒ 問題をよく読めば分かる(粗探しをすればOK)
前提として必要な知識が少ないので、時間の無い人にはおすすめです。
まとめ
応用情報技術試験は、午前・午後ともに6割以上取れれば受かる試験です。
取捨選択をして集中して取り組めば、試験まで1ヶ月を切っていても充分に合格レベルに達することはできると思います。
主に午前対策を中心に、隙間時間を有効活用して試験対策を行っていきましょう。
以上、参考になりますように。





