- 仕事・恋愛などで迷っていることがある
- 迷っているが結論が出ない
- 自分の決断に後悔していることがある
人間、生きていると悩んだり迷ったりすることの連続ですよね。
- 転職しようか迷っている
- 彼氏と別れようか迷っている
そして、散々迷った挙句、自分のした選択に後悔することもあるかと思います。
- 転職しなければ良かったと後悔している
- 自分から彼氏・彼女を振ったけど後悔している

なんであんなに悩んでいたんだろう……。
振り返ってみるとそう感じることも、迷いの最中は苦しいですよね。
今回は、さとうみつろう氏の「神さまとのおしゃべり」から、悩みの最中にいる方に対して少し気持ちが軽くなるエッセンスをお届けします。
「神さまとのおしゃべり」の概要
「幸せになりたいんじゃろ?だったら叶えてやるよ」ダメダメサラリーマンのみつろうは、ある日突然おしゃべりな神さまと出会った。
こうして主人公の毎日に怪しさMAXの神さまによる、「あっという間に幸せになれる授業」が加わることになったのだ。
「人間関係」「お金」「仕事」「恋愛」など、読む人の人生観を180°ぐるりと変える魔法のような実用エンタメ小説。
幸せってなに?誰も知らないその答えがここに。おしゃべりな神さまによる、あっという間に幸せになれる授業。
「BOOK」データベースより
この本は「悩めるサラリーマンの青年」と「おしゃべりな神さまとの対話」により、毎日を幸せに過ごすためのヒントを会話形式で紐解いていく実用エンタメ小説です。
結構ページ数も多くボリューム大なのですが、会話形式なのでわりとサクサク読めました。
この本の中で、特に印象に残ったワードを紹介します。
「迷っている=実はどっちでもいいの法則」


仕事中の昼下がり。
仕事をさぼり中のサラリーマンの青年は、昼食にラーメンかカレーを食べるかで迷っています。
それに対して、神さまの一言。
迷っているということは、実はどっちでもいいのじゃよ。
だって、「ラーメン」か「取引先」なら、どっちへ行く?
「神さまとのおしゃべり」さとうみつろう
迷いとは、選択肢のあるところにしか生まれません。
選択肢がそもそも一つしかなかったり、絶対にこっちだ!もしくはこっちは絶対に嫌だってのが決まってたら迷わないですよね。
迷っている時というのは、どっちが答えになっても困らないということ。
この本では、この現象のことを「迷っている=実はどっちでもいいの法則(迷える贅沢)」と呼んでいます。



どうも迷って決めきれないという状態って、実はどっちでもいいのかも?
経験談その1:「転職をするかどうか迷う」
私は社会人の4年目くらいから、新卒で入社した会社を辞めようか数年間にわたり悩んでいた時期がありました。
毎日が同じことの繰り返しで成長も感じられないし、自分のキャリアプラン的にこの会社に居ても望む未来は見えていませんでした。
しかし、当時の私は転職するかを延々と迷い続けており、高いお金を払って占いに答えを求めたこともあります……。



占いは40分で8000円くらい払いました。
ちなみに占いでは転職は止められました。
しかし、今思い返せば、
- 仕事内容は面白くないけど、業績は安定している
- 新しいことを覚える必要が少なくて楽
- 新卒からの仲間がたくさん居て、人間関係も気楽
といったように、実は会社に留まるメリットもたくさんあったように感じます。
迷っているということは、どちらの選択肢にもメリット・デメリットがあって甲乙つけがたいから迷うんですよね。
その後、30歳で心身ともに限界がきたのと自分のキャリア的に今動くしかないと判断し、退職という道を選びました。
つまり「会社を辞めるデメリット<会社に留まり続けるデメリット」という状態になったのです。



この時は退職すること自体は勇気は必要でしたが、迷いは少なかったです。
どうしても決められないときは、無理に決める必要は無いんじゃないでしょうか?
後悔は日本語に訳すと「時間の無駄」
話は進み、サラリーマンの青年は、自分の行いで後悔していることがあると言います。
すると、神さまからの一言。
後悔している人間は全て、「違う選択肢のほうがよりよかったはずだ」と勝手に思いこんでいる。
これは実に「勝手な」ことなんじゃよ。
そしてその人に「違うほうの選択肢は経験したのですか?」と聞くと、「いいえしていません、でもわかるんです」とか言い始める。
「神さまとのおしゃべり」さとうみつろう
迷って一方の選択肢を選んだとして、選ばなかった方の選択肢は経験出来ませんよね。
経験してないのだから、どっちが良かったか判断する力は自分にはありません。
「〇〇の方が良かったはずだ」というのは実はただの勘違いだったということになります。



つまり、後悔を日本語に訳すると「時間の無駄」。
経験談その2:「転職したは良いけど、転職失敗して後悔」
私は1回目の転職では、少し後悔したことがあります。
- 社長がワンマン
- 業務不振によりボーナスが支給されない
- 祝日が休みじゃない
仕事内容的には刺激があって面白いし、転職したことにより自分に自信は持てましたが、待遇面などで前職を辞めなければ良かったかなと正直後悔することもありました。
でも、そのまま前職に留まっていたらどうだったでしょうか。
- 自分の市場価値が低くなっていく
- 転職のハードルがますます高くなる
- 悶々とした毎日を過ごし続ける
辞めていなかったらそれはそれで後悔することになっていたのでは?と思います。
その後半年で2回目の転職をし、仕事内容も待遇も納得のいく環境を得ることができました。
2社を経験する中、どの会社でも活かそうな自分の強みを見つけることで、自分の選んだ道を正解にしていったのです。
後悔して思い悩むより、自分の選んだ道を正解にできるように行動した方が健全ですよね。



後悔するより、選んだ方を正解にする行動をおこそう!
まとめ
「迷っている=実はどっちでもいいの法則」。
- 迷っているというのは実はどっちを選んでもOKということ
- 選ばなかった方は経験出来ないのだから、後悔も不要
私は、この法則を知ってから、迷いが生じた時も少し気持ちが楽になりました。
他にも、普段の思い込みを無くすことにより日々の暮らしを身軽に生きるためのヒントがたくさん詰め込まれている一冊です。
興味をもった方は是非チェックしてみてくださいね。



思い込みを無くして軽やかに生きよう!





